椿壽堂を作る切欠は
欲しい帯留が売ってない
素敵な帯留があったとしても、高すぎる
と、私自身がいつも思っていたからでした。
着物は安い値段で良いものが手に入るようになったのに、
売られてる帯留は、プラスティックの型抜きでも数千円、
大層な細工もので数万、数十万。
それも全然面白くない、
「これがブローチなら、半額でしょ?」
というような品ばかり。
面白いアンティークの帯留は当然手が出ない値段。
「もっと面白い帯留を安く手に入れたいのよ」 と
ずっと思ってました。
世の中の着物を着始めた人たちも、
箸置きやブローチに手を加えたり、 ビーズで作ってみたり、
色々と工夫して帯留を作っているようでした。
成功している人もいれば、
見るからに 「苦労したのね」 というものもあり。
みんなもっと帯留が欲しいのに、
欲しくなるような帯留が手に入らないというのが
今の状況。
私も欲しい、みんなも欲しいらしい。
じゃあ、私が作ろうじゃないの。
といわけで、帯留を作り始めたわけです。
ここ何年かの流行で、着物を着る人も増えたし、
和柄もよく見かけるようになったし、
日本の文化も注目されることが多くなった気がします。
一時期の流行は落ち着いて、
今もまだ来ている人たちは
きっとこれからも着続ける人なんだと思います。
私はまだまだ勉強不足ですが、
これからもっと「面白いもの」を作れるように
勤めてまいります。
モドル
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